**みやび通信第4号(通刊第40号) 2003 (平成15) 年1月25日 発行:KAZU**
第 4 号
オークランドの動物
鳥
オークランドシティから離れて宿を取ると、朝早くから囀る鳥の声を聞くことができます。これはオークランドに限らず他の地でも同様で、この環境からか書店に行くとバードウオッチングや鳥に関する本が多く並んでいるのを目にします。一部の鳥は日本のそれと似ているのですが、さすがに遠く離れた南半球の鳥達、異種であることが多いようです。
RED VILLED GULL
オークランドで一番目に止まる鳥は Red Villed Gull (アカハシカモメ)と Black Backed Gull(セグロカモメ) です。
Red Villed Gull はその名のとおり、嘴と水掻きが赤く、港やスーパーマーケットのごみ箱周辺でよく見られます。Black Backed GullはRed Villed Gull より一回り大きく、背中の部分が黒いことですぐ見分けられます。
カモメの仲間は頻繁にゴミ箱あさりをし、衛生的にも問題があり、見かけ以上に獰猛なので餌を与えないように警告する看板なども結構目にします。むやみに餌を与えないよう注意しましょう。
BLACK BIRD
他にはスズメ、ツバメとハト。ハトはドバトで種類としては日本のものと同種です。シティを離れるとスズメに混じってよく餌をついばむ Black bird (ブラックバード) を見かけます。その名の通り雄は黒いのですが、雌はダークブラウンで違う鳥かと思ってしまいます。朝早くからチュクチュクとい囀りますが、時には木立のてっぺんからメロディアスな声を聞かせくれることもあります。
秋、木の実が熟する頃にはメジロがよくやって来ます。日本のメジロより少し色が地味ですが、まさくしくメジロです。
TUI
秋から冬にかけてはネイティヴバードの Tui の声が聞こえるようにになります。喉に一対の袋を持つこの鳥はネイティブバードとして有名です。本来ブッシュに棲む鳥ですが冬の間だけTownに近いところまでやって来るようです。さすがに姿は見たことはありませんが、甲高い独特の声は存在感があります。オークランド動物園の Open cageでは間近に見るチャンスがあります。
さらにオークランド動物園の隣りウエスタンスプリングスWESTERNSPRINGS へ行くと南半球の水鳥、黒鳥やプケコPUKEKO などもみられます。
ニュージーランドは先にも書いたとおり、一般の人々も鳥への関心が高く、書店で鳥に関する本や鳴き声を録音したテープ、CD なども豊富です。お土産の一品に加えてみては。