**みやび通信第26号(通刊第62号) 2005 (平成17) 年1月23日 発行:KAZU**

第 26 号

摂津・池田城


 池田城は大阪府池田市にある五月山の山麓台地に築かれた平山城で、その歴史は古く鎌倉時代にさかのぼります。室町時代の初めに池田教依によって城として形を整えられ、以降池田は城下町として発展したとのこと。



 もう15年以上前のこと、最初に訪れた時は発掘調査中ということでロープが張られ、文字通りの発掘現場でしたが平成12年(2000年)に公園として整備され、発掘調査に基づいて虎口・土塁・排水溝・井戸・枯山水が復元されています。他に四つの城門と二層の展望櫓が建てられています。これは史実に基づかないものだそうです。また東側には空堀の跡があり散策路が設けられています。櫓の上からの池田周辺の眺めはすばらしいです。城郭建築として形をとどめるものはありませんが、お近くの方は散策にいかがですか。

 場所は大阪府池田市城山町で阪急池田駅から大手門のある公園入口まで徒歩約15分。道は住宅の間を入っていくのでわかりづらいですが、西門から入ると10分足らずで行くことができます。


(1) 大手門 公園の正門側に当たります。この手前に案内板があります。
(2) 北門
(3) 礎石
(4) 枯山水 復元されたものです。
(5) 排水溝 復元されたものです。
(6) 虎口 復元されたものです。他の門とは雰囲気が異なります。
(7) 土塁 復元されたものです。
(8) 南門 こちらから散策路に降りられるようです。
(9) 西門 ここから降りると池田駅への近道です。
(10) 展望台風櫓 二階からの眺めは大変よいです。